東京浅草にある東京都内最古の寺、浅草寺(せんそうじ)
山号は金龍山。本尊は聖観世音菩薩。元々、天台宗に属していたが、1950年に独立し、聖観音宗の本山となった。
雷門は正式名称ではない?
浅草寺の一番の写真スポットといえば「雷門」と大きくかかれた、提灯の前。
左右に見えるのは「風神像」(右)「雷神像」(左)の2体である。
実は、この2体を安否していることから「風雷神門」というのが正式名称です。
また、お寺の像や神社の狛犬なんかは片方が口を開けて、片方が口を閉じていることが多い。(全てではない)
これは阿吽「あうん」といって”言葉は「あ」から始まって「ん」で終わる”とか “生き物は産声と共に口を開けて生まれ、最後は口を閉じて死んでいく”という事などから物事の始まりと終わりを表していると言われています。
私たちは、その続いている間を通ってお参りに行くというわけだ。
大きな草鞋(わらじ)は誰がはくの?
風雷神門を通ってしばらくすると、2つ目の門「宝蔵門(ほうぞうもん)」が現れる。元々は、仁王像が安置されているため、仁王門という名称だった。
後ろには、高さが4.5m、幅1.5m、重さが500kgある大きな草鞋が吊られている。これは仁王さまのお力を表し”この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか”と驚いて魔が去っていくと言う魔除けの役割があるのだ。
仁王さまっていうのは漫画「GANTZ(ガンツ)」の、あばれんぼう星人・おこりんぼう星人としてもおなじみですが、門をくぐろうとする人々を見つめて信仰があるかないかを確かめたうえで通ることを許す役目をになっておられます。
とにかく頭がよくなりたい人は?
浅草寺の煙を頭にかけると頭が良くなると聞いたことは無いだろうか?
本堂の近くに行くと、煙を頭にかける人がたくさん見られる。煙は「常香炉(じょうこうろ)」という。実際にお寺の方も、その噂の出どころは分からず、そのような効果は正式に謳っていないとのこと。では、なぜそういわれるようになったのだろう?
そもそも、この煙は仏様にお参りする前に心と体を清めるためのものであり、願いを聞いてくれるのは仏様である。浅草寺の本堂に祀られているのは観音様であり、観音様のお力は「施無畏(せむい)」といわれ所願成就がご利益である。つまり、心に願う事なんでも聞いてくれるのである。・・・強すぎる、、、
病気や健康を願う人が多く、体の悪い部分に煙をかけお祈りしていたことから
⇒ 煙をかけた体の部分が良くなる ⇒ 頭にかけると頭がよくなる となったのだろう。
皆さんも浅草寺に行ったら、自分の良くしたい部分に煙をかけて参拝しましょう