日本人のこころのふるさと「伊勢神宮」で初詣

日本人のこころのふるさと「伊勢神宮」

「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、日本人の大御祖神として崇敬を集める天照大御神（アマテラスオオミカミ）をお祀りする皇大神宮（内宮）と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神（トヨウケノオオミカミ）をお祀りする豊受大神宮（外宮）を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てをふくめて神宮といいます。

旅程まとめ

※前日に名古屋入りし駅前のホテルに宿泊
7:30 起床して準備
8:50 名鉄名古屋駅から乗車
10:14 宇治山田駅に到着し徒歩で外宮へ移動（約800m）
10:30 外宮で参拝
11:45 シャトルバスに乗車し、内宮へ移動
12:00 内宮到着し、参拝！
13:00 表参道でお昼ご飯＆食べ飲み歩き散策
16:48 五十鈴川駅から乗車
18:20 近鉄名古屋着
19:36 名古屋から新幹線乗車
21:15 東京駅到着！　Fin.

名古屋からのアクセス

外宮へ行くには

近鉄線の宇治山田駅、JR線の伊勢市駅が最寄です。
伊勢神宮に行く際は近鉄線の利用が本数も多くベターかと思いますが、JR線も快速みえという車両で伊勢市駅への快速特急が出ています。（約１時間に１本）

内宮へ行くには

近鉄線の五十鈴川駅が最寄です。

外宮⇔内宮

外宮と内宮は距離にして約5kmで頑張れば歩けますが、バスが出ているので移動はバスがおススメです。初詣の時期だったこともありシャトルバスが大量に出ており、片道￥440で乗車できました。

外宮（げくう）参拝

伊勢神宮のメインと言えば内宮ですが、基本的には、外宮・内宮、両方周るのが一般的で、今回は、はじめに外宮から周ることにしました。外宮の祭神は豊受大御神（トヨウケノオオミカミ）と言います。衣食住をつかさどる神で、天照大御神のお世話がかかりとして、近くで祀られたようです。

中に進み、社殿のところまで行くと、なぜか社の隣に大きな空き地のような空間があります。この空間は、式年遷宮という20年に一度、神様の社殿を新しく造りかえて、御神体を移すという行事があり、その際に全く同じ建物を建て直す場所です。そうやって20年に１度、左から右に、右から左に建物ごと移動するのですね。ちなみに、次回の式年遷宮は2033年です。

豊受大御神の他にも、雨風の神様、土地の神様が祭られている別宮が中にあります。

内宮（ないくう）参拝

ついに内宮へ。よく写真で見る場所は一番最初の橋を渡る前の鳥居。やはり写真を撮っている方も多いです。内宮は八百万の神々の頂点に立つ、神ちゅうの神、天照大御神（アマテラスオオミカミ）が祭られています。また、三種の神器の一つでもある、八咫鏡（ヤタノカガミ）も納められています。

神宮と神社の違いはご存じですが？神社に祭られている神を祭神（サイジン）と呼ぶのですが、その祭神が皇室の先祖だったり、皇室と縁の深い神社を神宮と呼びます。皇室の始祖と伝えられている天照大御神が祭神なので伊勢”神宮”と呼ぶのですね。

神宮にお参りする際は、ご祭神の祭られているご正宮からお参りするのが正式な参拝方法ですが、実はここで個人的なお願いごとをするのはNGです。正宮では日ごろの感謝の気持ちを神様にお伝えし、個人的なお願いは、その後別宮でするのがベストといわれています。内宮の第一の別宮である、荒祭宮には内宮の御祭神、天照大御神の荒御魂（元気で積極的な状態の魂）が祭られており、強い力で願いを後押ししてくれるんだとか。特に強い願いがある人は、ぜひ荒祭宮へ。

表参道＆おかげ横丁

内宮を参拝した後は、飲食店・お土産売り場・屋台が立ち並ぶ表参道へ。カキフライ串や日本酒の飲み比べなど、まさに夢の国。お正月ということで人も多く、お昼ご飯に入るのに20組待ち。整理券を取って、先に赤福を食べにいくことに。何度かお土産でも食べたことはあるが、やはり、伊勢神宮で食べる赤福（抹茶付き）はより美味しく感じます。

お昼ご飯は、伊勢名物の伊勢うどんと、手こね寿司のセットを頂きました。

混雑状況

結論から言うと、人は多かったけど、混雑というほどではなかったです。お正月の伊勢神宮ということで、とても混み合っていて参拝まで待ち時間があるようなイメージでしたが、内宮の参拝もスムーズに移動でき、待ち時間はありませんでした。昨今の事情で、参拝人数も減っているでしょうが、現状、快適に参拝できました。

費用

伊勢神宮の参拝がもう少し時間がかかると思っていたところ、順調に移動できて時間が余ったなと思っていたのですが、表参道の食が魅力的すぎてあっという間に時間が過ぎていました。伊勢海老の海老汁も最高でした。